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あるバリの日の情景 (by YT)

バリ島礼賛はもう見飽きたし聞き飽きた

バリ島は楽園なんかじゃない

スモークドフィルムを貼った「TOYOTA」の車で疾走することをやめ、

しばし、街をゆっくりと散策してみたまえ

ぽっかりと穴をあけた舗道

その穴から覗くごみの固まり

裸足で水たまりを歩く子供らの群れ

けたたましいクラクション

交差点にたむろする物乞いの子供と赤ん坊を抱えた母親(?)

どこかにいいカモはいないかと物色する男と女

耳をふさぎたくなるジャワ人の悪口

テロで犠牲になった200人余りの名を記したモニュメント

の前で記念撮影のピース



バリ島は楽園なんかじゃないんだ




光と影

醜さと素朴さと、バカがつくくらいの善良さを持った、

つまり

人間、の住む島



彼らは隠さない

「私たちの島は楽園なんかじゃない」ということを


一個の、、未熟で、金に飢えていて、食べ物に飢えていて

性にも飢えていて

そんな人間であることを、決して隠そうとはしない

それがいいことなのか、悪いことなのか、

そんなことも気にはしない。

そんなことは

あんたら金持ちの観光客が勝手に決めてくれ

ただそこに「人間」−私たちと同じ「人間」がいる


だから、バリは楽園なんかじゃない




見ず知らずの人間にも、微笑みかけ、声をかけ、

困っている友人や知人には、金はないけど、

何かできることはないかと奔走し、大いなるものに畏怖し、敬意を持ち、

手を合わせ、祈りをし、ガムランを奏で、舞を踊り、木を植え、石を彫り、

死者を弔い田を耕す。


そんな普通の生活がある、人がいる。

(私たちはいつからフツーではなくなったのだろう)




イワンファルスの歌が、ギタグタワの歌が、
拓郎の「アジアの片隅で」が聞こえる..



バリ島は楽園なんかじゃない




なぜインドネシア?
よくお客様や知り合いに聞かれます。


確かに、若き日3年ほど、会社から派遣されて、インドネシアはジャカルタに駐在してたけど、そんな人はたくさんいた訳だし、だからってそれで何十年もインドネシアに関わり続ける理由としては弱いですね。


なぜインドネシアなの?そう尋ねられる人の心には、なんでアメリカやヨーロッパ、また近年経済発展の著しい中国などではないの?という感じが含まれているのかもしれません。
(よりによってインドネシアってのは...稼げる?まさか。私のような商売まず儲かりません。商品から虫はでるは、割れてるは、カビは生えるは... だいたい頼んだものが頼んだ通りにちゃんと送られてくることは、珍しい...)
でもね...





(カタカタカタ....バリ島の空に響くピンジャンカン)

人の人生の流れは、夢や努力や情熱などとは関係なく、本人の全く予想もしない、ちょっとした出会いやきっかけで、すべて決まるように思います。親や学校や会社や家族や仕事や友人や自分の性格や。。。どれ一つとっても、自分で選んできたのではないように感じます。
すべて選んでもらったもの。誰に?いつ?(答えは...風の中...)

人は、おごってはいけないもの。ただ微笑んで、自分の(そして他人の)
人生を、そのままを、受け入れる。。。(良かれ悪しかれ)

そして
人を支配しないし、されもしない....

出会ったたくさんのインドネシアの人たちに、教えてもらったものは、
そんなフレーズです。




なぜインドネシアなの?
と聞かれたら、今は、こう答えます。

Why not Indonesia?
或いは
All the answerers are in there....



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